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「実用漢語課本」との格闘 ①最初の一ヶ月

「実用漢語課本BOOK2」は、私がはじめて使った分厚い中国語テキストでした。
この500ページを、私はすみずみまで理解し、暗誦しようと決めました。
実際に、骨までしゃぶりつくした、といえるほど、このテキストを酷使しました。表紙はぼろぼろになり、手垢で汚れ、ページの角が丸くなりました。なにしろ、約一年間、毎日、この本を読み続けたからです。

「実用漢語課本BOOK2」は20課で構成されています。
各課の構成は下記のとおりです。

①本文
②新出単語
③注釈(本文中の難解な文や語句についての説明)
④置き換え練習(基本文型に習熟するための機械的な置き換え練習)
⑤会話(学んだ文型を展開応用した会話)
⑥閲読短文(その課で学んだ語彙や文型を短い物語の中で再学習)
⑦文法(その課に出てきた文法項目の紹介、説明)
⑧練習問題

北京語言学院が編纂したテキストですが、日本人向けに、単語の説明や、注釈、文法説明に、日本語訳がつけてあります。ただし、本文や会話に日本語訳はついていません。

最初の一ヶ月は、ひたすら読んで理解する

最初の課から最後の課まで、ひととおり読んでみることにしました。ほとんどの単語はNHK講座で覚えた単語です。知らなかった単語も「新出単語」のページに日本語で意味が書いてあります。
で、読み始めてみると、以外にやさしい。それもそのはずで、単語レベルも、文法レベルもNHK講座とほとんど同じなのですから。
俺って、こんなにできるようになってたのか、などと感動しながら、読み進みました。
文法的に、記憶があやふやな箇所もいくつかありましたが、NHK講座のテキストを参照して、なんなくクリア。
一日に、二~三課ずつ読み進みました。

このテキストは、15年ほど前に作られたものなので、「四つの近代化」とか「解放軍兵士」などが登場し、いささか時代錯誤の感がありますが、それを我慢すれば、「まとまった文章を読んだ」という充実感を与えてくれます。

本文は、アメリカから北京に留学したクーパー君とポーランカさんの男女大学生の日々をつづったもので、会話もあれば日記もあります。
閲読短文には、さまざまな物語が紹介されています。成語故事や笑い話も多く、楽しめます。

この一冊を、最初の一ヶ月で、5~6回繰り返して読みました。
黙読です。黙読して、すぐに意味が取れるようになるまで繰り返すつもりでしたが、NHK講座の基礎が頭に入っていたためか、5~6回くり返し読んだら、意味はすぐにとれるようになりました。
置き換え練習も、5~6回繰り返しました。練習するというより、意味をとることに重点を置きました。

このときテープはまだ聞きませんでした。テキストを読み始める前に、一度だけ聞いてみましたが、まったく聞き取れなかったので、まず文字から理解することにしたのです。

ここまでは、まだトレーニングではありません。トレーニングのための準備段階です。
2ヶ月目からはじめたトレーニングが、グズでノロマな独習法のエッセンスです。
それは、今後、少しずつ、ご紹介します。

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