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中国語の単語の覚え方/「新中国語」の学習①

はじめて「新中国語4」を見たとき、ちょっと難しそうに感じました。知らない単語が次々と出てきます。単語がわからないと文章の意味も理解できない。ちょっとあせりました。
しかし、このテキストには生詞(初出単語)表があって、辞書を引かなくても単語の意味がわかるようになっています。
単語の意味がわかれば、ほとんどの文章は理解できます。う~む、これからは単語が勝負だな、という予感がありました。

「新中国語」も、私は「実用漢語課本2」と同じ方法で学習しました。
つまり、
①まずテキストのすべての文章を理解する。黙読して意味が即座にわかるようになるまで、1冊全部を通して繰り返し読む。
②テープを聴いて即座に意味がとれるようになるまで、繰り返し聴く。
③テープを聞いて音読練習する。
④音読を何度も繰り返す(200回以上)。
⑤テキストを何度も書き写す(100回以上)。

①の「黙読して意味が即座にわかるようになる」トレーニングの最中に、単語の覚え方について気がついたことがあります。
今回は、単語の覚え方の秘訣について書きます。「秘訣」などと書きましたが、いろいろな方が英語の学習法の中でおっしゃっていることと大体同じです。ただ、私自身が試行錯誤の中でやってみて実際に効果的だと感じたやりかたが一つプラスされていますから、自信をもってお奨めできると思っています。

★単語を覚える秘訣……単語を見て本文を思い出す

①本文を読みながら、知らない単語が出てきたら、単語表を見て意味を確認する。
単語表のあるテキストの場合には、単語表を見て意味を確認します。学習が進んで単語表のない本を読む場合には、辞書で調べ、本の欄外にその単語とピンインと意味を書きます。

②わからない単語の意味を確認しながら、何度も本文を読む。
単語表を見なくても意味を思い出せるようになるまで、本文を繰り返し読みます。これは、すなわち、黙読で本文の意味を即座に理解できるようになることです。単語表を見なくても本文を理解できるようになったときには、その本文中の単語をすべて理解したことになります。

③単語表を見て、本文を思い出す。
ここからが、「グズでノロマな独習法」の秘訣です。今までだれもこんなことは言っていません。
本文を読んでわからない単語がなくなったら、今度は、単語表の単語をひとつずつ見ながら(あるいは欄外のメモを見ながら)、その単語が使われていた文章を思い出すのです。
はじめは、すぐに思い出せません。本文を見て、その単語が使われている文章を探し、その単語の下にアンダーラインをつけます。そして、その文章を読みます。
すべての単語について同じようにします。
そして、単語表を見ながら、すべての単語について、文章を思い出せるようになるまでくり返します。

このトレーニングの効果は、
(1)単語を単独で覚えるのではなく、文章といっしょに覚えるので、覚えやすい。
(2)文章といっしょに覚えるから、単語の正しい使い方が身につく。

いかがですか? ①と②は皆さんもやっておられるでしょう。でも③をやったことのある方はあまりいないと思います。
「単語を見て本文を思い出す」この方法は、単語運用能力の養成トレーニングとでも名づけましょうか。
ここで養成した単語運用能力は、やがて、作文したり、話したりするときの底力となります。自分でも驚くほど単語を使えるようになるトレーニングなのです。ぜひ試してみてください。

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単語の暗記は1週間に200語ずつ

基礎をひととおり終えたら、後は、はっきり言って語彙力の勝負です。
新聞雑誌を読んだり、小説を読んだり、映画を見たりするには、単語を知らなければ話になりません。

基礎をマスターしたかな、と思い始めた頃に、中国語検定の問題集を眺めたことがあります。
4級や3級は基礎レベルのテキストで覚えた単語力でほぼカバーできます。しかし2級の問題には、私が知らない単語が山ほどあります。2級といえば中級レベルだと思いますが、要するに新聞雑誌や小説をスラスラ読めるレベルです。中級レベルに到達するためには、単語力をつけなければだめだと痛感しました。

では、どんな単語を覚えればよいのか。
えり好みせず、出会った単語を片端から覚えるべきです。
私は雑誌「中国語ジャーナル」、「曼哈頓的中国女人」というドキュメント、中国語で日本を紹介している「Kan Le Ma.com」というホームページなどを片端から辞書を引きながら読みました。今も辞書を引きながら読み続けています。

辞書を引きながら単語帳を作りましたが、知らない単語が後から後から出てきます。
「中国語ジャーナル」の一つの記事、大体1ページから2ページ程度の記事なのですが、その一つの記事に20語から30語もの知らない単語があります。「曼哈頓的中国女人」の場合は、読み始めたばかりの頃には、1ページに60語も知らない単語がありました。

単語帳にはあっという間に知らない単語がたまってしまいます。私が単語帳として今も使っているのは文庫本サイズの手帳ですが、1ページ20行あります。それがあっという間に10ページ20ページと埋まってゆくのです。自分で作った単語帳を眺めながら、ウンザリしました。
一度辞書を引いただけでは単語は覚えられません。辞書を引いた後、その原文を読みながら、分からない単語にぶつかるたびに単語帳を眺めるのですが、なかなか単語を覚えられません。

基礎の段階では、テキストの本文を音読しながら、時折単語帳を眺めているだけで、単語を覚えることができましたが、今度はそういうわけにはゆきそうもないと感じました。何しろ、単語数が桁違いに多い。
そこで、強引に単語を覚えなければ、この先、中国語をスラスラ読めるようにはなれないな、と覚悟を決めました。

単語帳で強引に語彙力をつける方法
1週間に200語ずつ覚える

単語帳は見開きで使います。左のページには、単語、その右側にピンインを書きます。右側のページには単語の意味を書き、その下の行に例文を書きます。例文の下の行に例文の意味を書きます。例文は辞書にあるものを書きます。なんの変哲もない、よくある単語帳の作り方です。

この単語帳で単語を覚えるのですが、私は1週間に200語ずつ覚えました。1日に10語覚えようとか、20語覚えようとかいうのではなく、1週間に200語ずつ覚える。これが単語を強引に覚える秘訣です。

そのやり方は、とにかく単語帳を読むのです。覚えようとするのではなく、単語帳を読むのです。
左のページの単語を眺め、その右側のピンインを見て発音します。そして右側のページの意味を読みます。その下の行の例文を読み、その意味を読みます。1回読んだら、次の単語に移ります。暗記しようとして、もぐもぐ口の中でつぶやいたり、宙をにらんで意味を思い出そうとしたりしてはいけません。時間の無駄です。単語帳の単語を順に、200語まで、とにかく1回読み通します。
この段階では、まだまったく覚えていません。それでよいのです。
1回読んだらまた最初から読みます。時間の許す限り繰り返します。1日に20回程度繰り返せば十分です。もちろん電車の中、ホームで、昼休みに、喫茶店で人を待ちながらなど、空いた時間を利用して、30回も40回も読めばさらに効果的です。翌日もまた同じことを繰り返します。そうして、1週間たった頃には、その200語は、頭に入っています。ためしにそれらの単語が出ていた原文を読んでみると、すらすらと意味が分かります。

1週間に200語ではなく、1日に30語ずつ1週間で210語ではだめなのか、という疑問が浮かびますが、だめです。
それはなぜか。記憶のメカニズムのせいです。記憶の秘訣は反復です。前の日に読んだ単語を、また翌日も読む、そのまた翌日も、というふうに繰り返すのが効果的なのです。30語を1日で覚えたつもりでも、すぐに忘れてしまいます。かといって、30語を1週間かけて覚えるのでは効率が悪い。そこでいろいろ試した結果、200語がちょうど良いのです。200語を1日30回から40回読むと、1週間で210回から280回読むことになります。完璧です。

後は、ときおり、単語帳を読み返して、記憶の保持に努めればよいだけです。
しかし、そんなことをしなくても、覚えた単語が使用頻度の高い単語なら、次々に読む中国語の記事や小説にも現れてきますから、自然に記憶の保持をすることになります。

さて、1週間に200語覚えると、1年間52週では・・・・・。1万語以上になります・・・・・・・。

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