Posts categorized "09)テキストは骨までしゃぶれ"

テキストを骨までしゃぶりつくして、基礎力をつけよう

私が、中国語の基礎を身につけるために使ったテキストは、次のとおりです。

「NHKラジオ中国語講座」半年分
「実用漢語課本BOOK2」東方書店
「新中国語4」中華書店
「新中国語5」中華書店
「生活中国語」評論社
「実習中国語」白水社

文法確認のために
「東方中国語講座総合基礎編」東方書店
「中国語文法の基礎」東方書店

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上の写真は、私が使ったテキストです。みんなボロボロになってしまいました。
どのテキストも300回は読みました。音読を200回やり、筆写を100回。日本語訳を見て中国語を言うトレーニングを加えれば、400回読んだものもあります。別に自慢しているわけではありません。私の場合は、ここまでやらないと覚えられなかっただけです。
家人には言われました。「あなたの中国語の学習は、強迫神経症じみている。どうしてそこまで何回も読んだり書いたりしなければならないの?」
答えは、そこまでやらないと身につかないから。

大学時代に必修科目なので仕方なくドイツ語をやったことがあります。一学期に文法をやって、二学期からは原書講読という乱暴なやり方でした。辞書を引きながら原書を読みましたが、ドイツ語を自由に使えるようにはならなかった。
文法も、原書講読も、一応やった、というだけで、身についた感じがしませんでした。フワフワとした感覚で、一応おつきあいしたけれども、深くないおつきあいで、何か頼りない。ドイツ語の基礎がまったく頭に刻み込まれなかったのです。

こういう経験を持っていますから、確実に身につけたという感覚を持てるようにならない限り、きっと中国語を使えるようにはなれないと思っているのです。ですから、テキストは、確実に身につけたという自信がもてるまで繰り返し読まなければならないと思うのです。家人の言うとおり、強迫神経症かも知れません。

テキストをすみからすみまで理解して、それを覚えこむという作業は、中国語の基礎を脳に刻み込むためには、どうしても通過しなければならないことだと思います。

私が使ったこれらのテキストを全部頭に刻み込んだら、中国語で会話できるようになるのか? 答えは、イエスでもあり、ノーでもあります。
私の場合、私がやったテキストの範囲内でなら、会話ができます。テキストの範囲を超えたら会話できません。
それはどういう意味か? 
まず第一に、単語の問題があります。やったテキストに出ていた単語の範囲内でしか、聞いて理解できません。テキストで覚えた単語の範囲内でしか話せません。
それから、普通の中国人が普通に話している口語体の理解度の問題があります。学習用テキストで学んでいる限り、一般の中国人が話している普通の会話を理解するのはかなり難しいのです。
このことは、中国のテレビドラマをみればすぐに分かります。私は、在日中国人向けのレンタルビデオ屋で、テレビドラマを借りてきて、チャレンジしてみましたが、ほとんど理解できなかった。そのスピード、その語句にまったくついていけなかったのです。
しかし、日本に居る中国人と話すときには、彼らも手加減して話してくれますから、理解できる。

以上のようなわけで、基礎段階のテキストを大量に学んだ場合、ある程度、会話できるようになりますが、自由に会話できるというわけにはゆきません。
そのためには、ワンランク上のトレーニングを積む必要があるのです。
それは、今現在、私が続けているトレーニングです。
次回から、そのトレーニングをご紹介します。

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