どんどん読もう中国語
インターネットで読み物を探す(1)
基礎的な力がついたら、次にやるべきことは、たくさん読むこと
私は、中国人留学生と会話の練習を始めたときに、語彙が少ないため、ありきたりの教科書みたいな会話からなかなか離陸できなくて困りました。
会話の練習を始めたばかりのときには、自分のいいたいことは言えません。教科書で学んで覚えている範囲内の語彙と表現方法でしか話せません。それでもかなりの会話が可能なのですが、そればかりやっていると、自分が馬鹿になったような気がしてきます。
会話の内容が限られてきますし、本当に言いたいことを言えないために、簡単な事を言ってすませてしまう。フラストレーションもたまってきます。
自分が見聞きしたこと、考えたことを何とか相手に伝えて、議論したいという気持ちが募ってきます。
しかし、そうできないのです。教科書で学んだ語彙のレベルでは、無理なのです。
自由に大人の会話や議論をするためには、教科書の範囲を超えた語彙と表現方法が必要なのです。
たとえば、日本の温泉について会話したいとき、温泉の歴史や効能、その楽しみ方などをどう語るのか。
茶道についてどう話せばいいのか。岡倉天心の「茶の本」の内容をどう伝えればよいのか。
いま日本で評判になっている映画について語りたいのに語れない。
伝えるべき内容があっても、語彙が足りず、表現力が足りないために言い表せない。
では、どうすればよいのか。私は考えました。中国語の世界をもっと広げなければならない。
さまざまな事象について、さまざまな考え方について書かれたものに触れる必要がある。そして語彙と表現方法を増やさなければならない。
そのためには、中国語で書かれたものを片っ端から読んで、単語をたくさん覚える、表現方法をたくさん覚える、ということが必要だろうと考えました。
覚えた量が多ければ多いほど、読むのが楽になり、聴くのが楽になり、話すのが楽になり、書くのが楽になるはずです。
では、何を読めばいいのか?
教科書以外の中国語でかかれたものなら何でも、物怖じせずに読んで見ることだと思います。
私の場合、日本のことを中国人に話したい、と思っていましたから、まず日本について書かれたものを探しました。
そして、それを偶然、インターネットで見つけたのです。
日本を語る中国語満載のサイト
KanLeMa.com
このサイトは、中国人に向けて日本を紹介するためのサイトのようです。
しかし、私にとっては、日本について語る中国語を学ぶための最良の教科書となりました。
内容は豊富です。いくら読んでも読みつくせません。私は、今もこのサイトを読み続けています。
内容の一部を紹介します。
「日本旅行ABC」
日本旅行のガイドです。交通の案内から、日本の風俗習慣の説明まであります。
初詣、桜、銭湯、七五三、酒、タバコ、ヴァレンタインデイ、温泉など、中国人に向けて紹介しています。
「我看到的日本和日本人」
日本で暮らしている中国人たち(働いている人もいれば留学生もいる)が、日本で見聞きしたこと、感じたことを書いた文章がたっぷり収められています。
文章のレベルも高く、安心して学べます(と大学院に通う中国人留学生が保障してくれました)。
文章のテーマは多岐にわたっています。
たとえば、ちょっと紹介してみると、「災害意識」「洗眼鏡」「我的日本語先生」「日本的効率」「パチンコ上班族」「花火大会」・・・・・・。今話題の、コクドの堤会長のことまで書かれています。
ありとあらゆるテーマで、膨大な文章があります。
私は、彼らの文章を読みながら、中国人はこんな見方をするのか、こんな感じ方をするのか、と驚いたり呆れたりしながら楽しんでいます。彼らに対する反論を考えたりもします(日本語で、時には中国語で)。
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このサイトを読むのは、私には大変でした。いや、今も大変です。
まずプリントアウトして、読み始めるのですが、知らない単語が山ほど出てきます。それを辞書で調べ尽くす。
新しい文章に取りかかるたびに、知らない単語が出てくる。それを調べる。
まるで賽の河原に石を積み続けるような作業です。
だいたい一週間にひとつの文章を読むというペースで、一年間続けてきましたが、まだまだ知らない単語はたくさんあります。
あと一年くらい続ければ、知らない単語も減るのかな、とのんびり構えています。
このサイトは読んでいて面白い。面白いから、内容が頭に残ります。気に入った表現が記憶に残ります。
まあ、こんなことを繰り返しているうちに、読む力も、表現する力もついてくるんだろうな、と期待しています。
楽しいサイトですから、お勧めします。
中国人のものの感じ方、考え方を学びつつ、日本の事象についての表現方法も学べる。一石二鳥のサイトです。


