Posts categorized "11)どんどん読もう中国語"

「中国語ジャーナル」で
語彙を増やし、読む力と聞く力をつける

出版社のアルクが出している「中国語ジャーナル」というCD付きの中国語学習雑誌があります。
月刊です。
ニュース、音楽、インタビュー、ラジオドラマなど内容が豊富でいろいろな中国語を読んだり聞いたりできます。
ニュースはノーマルスピードより少し遅いのですが、私がこれを聞き始めた当初は、とても速く感じました。
インタビューとラジオドラマは基本的に中国人同士の会話ですから、普通のスピードで、慣れないうちは、一回で100%聞き取るのは、まったく無理でした。

学習ページがあって、「文法」「リスニング」「ライティング」「試験対策」など、さまざまなテーマで連載記事も用意されています。

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私は、この雑誌を繰り返し読んだり聞いたりして、語彙や言い回しを増やしています。
ニュースやインタビューには、知らない単語が次から次へと登場しますから、単語を増やすにはとてもよい教材です。
話題やテーマも多岐にわたっていますから、いろいろなジャンルの単語や言い回しを覚えることができます。

この雑誌は月刊ですから、毎月新しい雑誌が発売されます。
でも、一冊の単語をすべて理解し、内容を理解し、CDを100%聞き取れるようになるのに、私の場合、一か月ではすみませんでした。一冊終わらないうちに次の号が出てきます。

ですから、私は、一冊を完全にやっつけたと思えるまでは次の号を買いませんでした。

グズでノロマな独習法のルールは、「一冊のテキストを骨までしゃぶる」です。

一冊を完全制覇するたびに、中国語の力がついてゆく。中途半端にやって、次々に新しいテキストに取り組むのは、効果がなく、時間と労力の無駄です。私は自分の体験から、そう信じています。

ゆっくりと、一冊ずつやってゆく。一冊に3か月かかろうが、あせらずに、じっくりと読み、聞き、単語を覚える。
この効果ははかりしれません。

初級、中級のテキストを終えたら、この雑誌にチャレンジすることをお勧めします。

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どんどん読もう中国語 
インターネットで読み物を探す(2)

中国語の現代文学、児童文学、経済書などが、インターネットで読める

「曼哈頓的中国女人」という本があります。英文タイトルは「Manhattan's China Lady」。
数年前に知人の台湾人女性が「こんなに素晴らしい中国語を読んだのは久しぶりだ」と感激しながら、内容を教えてくれました。
知人の説明によると、周励という中国人女性が、中国での少女時代からアメリカに留学してビジネスウーマンとして成功するまでの半生を綴ったものらしい。
この本の中国語は、現代社会、現代生活を描写する中国語として、第一級の中国語だとその知人は言います。
中国語の勉強がある程度進んだら、こういう新しい本をぜひ読むべきだと読み終わった上下二巻をプレゼントしてくれました。
その知人は台湾人ですから、その二冊は繁体字版でした。

少しは中国語が読めるようになったころ、辞書を引きながらでも読んでみようかと思い立ってページを開いてみました。ところが、繁体字なので、違和感があります。
私は今、簡体字で勉強中の身であるから、いまここで繁体字を中途半端に読み始めると混乱するのではないかと不安です。しかし、ぱらぱらとめくってみると、面白そうな内容です。どうしても読みたい。
そこで、簡体字版を神保町の東方書店と内山書店で探してみましたがありません。

ある日、何気なくYhoo!Chinaに「曼哈頓的中国女人」と書名を入力して検索をかけてみました。
すると驚くべき発見があったのです。
なんと、「曼哈頓的中国女人」の全文を簡体字で掲載しているサイトが現れたのです。
私はそっそく第一章をプリントアウトしました。今、毎日1ページずつ辞書を引きながら読んでいます、やがて、加速度的に読書力が向上することを願いながら。

インターネット図書館
そのサイト名は「ezhon.net」。
サイト内をじっくり眺めると、このサイトでは、さまざまな本が紹介されています。
現代文学、古典文学、児童文学、外国文学、武侠文学、経済学などの本が紹介されています。紹介というとアマゾンのようなサイトを想像されるかもしれませんが、そうではなくて、本の内容、本文そのものを全文掲載しているのです。
日本では「青空文庫」が有名ですが、読めるのは著作権の問題がなくなった古い本だけです。
ところがこのezhon.netでは、新しい本も読めるのです。たとえば何年か前に中国で物議をかもした「上海ペイビー」もここでは読めるのです。村上春樹や渡辺淳一の中文訳も読めます。ガルシア・マルケスの「百年の孤独」の中文訳も読めます。

調べたら、こういうサイトはたくさんありました。
二つだけご紹介します。
オレンジ色の部分をクリックすると各サイトに飛んでゆけます。

ezhon.net
亦凡公図書館

中国まで本を買いに行かなくてもすむ・・・
近くに中国語書籍を扱う書店がない人たちにとって、これらのサイトは便利です。
児童向けの本もたくさんありますから、やさしい読み物を大量に読んで読書力を養いたい人にも便利です。何冊読んでも無料なのですから。しかも本屋まで行く時間と交通費もいらない。

でも、どうして、こういうサイトが存在しているのでしょうか。著作権はどうなっているのだろうか。これも、中国人お得意の海賊版なのでしょうか。
どう考えても、許されざることのような気がします。いつの日にか、こういうサイトは摘発されて消えてしまうのかもしれません。
でも、当分の間は、私たち中国語学習者は、ありがたく利用させていただこうではありませんか。

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どんどん読もう中国語 
インターネットで読み物を探す(1)

基礎的な力がついたら、次にやるべきことは、たくさん読むこと

私は、中国人留学生と会話の練習を始めたときに、語彙が少ないため、ありきたりの教科書みたいな会話からなかなか離陸できなくて困りました。
会話の練習を始めたばかりのときには、自分のいいたいことは言えません。教科書で学んで覚えている範囲内の語彙と表現方法でしか話せません。それでもかなりの会話が可能なのですが、そればかりやっていると、自分が馬鹿になったような気がしてきます。
会話の内容が限られてきますし、本当に言いたいことを言えないために、簡単な事を言ってすませてしまう。フラストレーションもたまってきます。
自分が見聞きしたこと、考えたことを何とか相手に伝えて、議論したいという気持ちが募ってきます。
しかし、そうできないのです。教科書で学んだ語彙のレベルでは、無理なのです。
自由に大人の会話や議論をするためには、教科書の範囲を超えた語彙と表現方法が必要なのです。

たとえば、日本の温泉について会話したいとき、温泉の歴史や効能、その楽しみ方などをどう語るのか。
茶道についてどう話せばいいのか。岡倉天心の「茶の本」の内容をどう伝えればよいのか。
いま日本で評判になっている映画について語りたいのに語れない。
伝えるべき内容があっても、語彙が足りず、表現力が足りないために言い表せない。

では、どうすればよいのか。私は考えました。中国語の世界をもっと広げなければならない。
さまざまな事象について、さまざまな考え方について書かれたものに触れる必要がある。そして語彙と表現方法を増やさなければならない。
そのためには、中国語で書かれたものを片っ端から読んで、単語をたくさん覚える、表現方法をたくさん覚える、ということが必要だろうと考えました。
覚えた量が多ければ多いほど、読むのが楽になり、聴くのが楽になり、話すのが楽になり、書くのが楽になるはずです。

では、何を読めばいいのか? 

教科書以外の中国語でかかれたものなら何でも、物怖じせずに読んで見ることだと思います。
私の場合、日本のことを中国人に話したい、と思っていましたから、まず日本について書かれたものを探しました。
そして、それを偶然、インターネットで見つけたのです。

日本を語る中国語満載のサイト
KanLeMa.com

このサイトは、中国人に向けて日本を紹介するためのサイトのようです。
しかし、私にとっては、日本について語る中国語を学ぶための最良の教科書となりました。
内容は豊富です。いくら読んでも読みつくせません。私は、今もこのサイトを読み続けています。

内容の一部を紹介します。

日本旅行ABC
日本旅行のガイドです。交通の案内から、日本の風俗習慣の説明まであります。
初詣、桜、銭湯、七五三、酒、タバコ、ヴァレンタインデイ、温泉など、中国人に向けて紹介しています。

我看到的日本和日本人
日本で暮らしている中国人たち(働いている人もいれば留学生もいる)が、日本で見聞きしたこと、感じたことを書いた文章がたっぷり収められています。
文章のレベルも高く、安心して学べます(と大学院に通う中国人留学生が保障してくれました)。
文章のテーマは多岐にわたっています。
たとえば、ちょっと紹介してみると、「災害意識」「洗眼鏡」「我的日本語先生」「日本的効率」「パチンコ上班族」「花火大会」・・・・・・。今話題の、コクドの堤会長のことまで書かれています。
ありとあらゆるテーマで、膨大な文章があります。
私は、彼らの文章を読みながら、中国人はこんな見方をするのか、こんな感じ方をするのか、と驚いたり呆れたりしながら楽しんでいます。彼らに対する反論を考えたりもします(日本語で、時には中国語で)。

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このサイトを読むのは、私には大変でした。いや、今も大変です。
まずプリントアウトして、読み始めるのですが、知らない単語が山ほど出てきます。それを辞書で調べ尽くす。
新しい文章に取りかかるたびに、知らない単語が出てくる。それを調べる。
まるで賽の河原に石を積み続けるような作業です。
だいたい一週間にひとつの文章を読むというペースで、一年間続けてきましたが、まだまだ知らない単語はたくさんあります。
あと一年くらい続ければ、知らない単語も減るのかな、とのんびり構えています。
このサイトは読んでいて面白い。面白いから、内容が頭に残ります。気に入った表現が記憶に残ります。
まあ、こんなことを繰り返しているうちに、読む力も、表現する力もついてくるんだろうな、と期待しています。

楽しいサイトですから、お勧めします。
中国人のものの感じ方、考え方を学びつつ、日本の事象についての表現方法も学べる。一石二鳥のサイトです。


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